我が命の削り節。
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「魚雷戦用意2」のグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(以下GUI)の仕様が、ようやく完全に固まった。
開発当初はマウスとキーボードのキーを幾つも併用する操作方法を採用していた為、潜水艦シミュレータとしての再現性は高いものの遊びにくく、GUIもゴチャゴチャしていて画面全体を覆い尽くしていた。 その後、遊びやすさやユニバーサルデザインの観点から「マウスだけで操作」という仕様に変更し、潜水艦らしい動きの幾つかをオミットして大幅に簡略化、GUIもスッキリしたものになった。 ところがいざその仕様でテストプレイしてみると、実に面白くない。差し詰め「ゆっくり動くシューティング」とでもいった感じで、潜水艦戦の醍醐味である位置の読み合いや攻撃の駆け引きといった大切なものが、ゴッソリと削がれてしまっていた。 そこでイチから操作系統と再現性を検討しなおし、マウスだけで操作という仕様を死守しつつも可能な限り潜水艦特有の動きも再現するという、モロに二兎を追う方針をとる事になった。結局、8ヶ月以上もこの作業に費やすことに。 そして夏が終わり冬も過ぎ、とうとう3月の雛祭りという今日、やっと操作系統の最終仕様が決定。それに合わせてGUIのレイアウトとデザインも固まった。 今回決定した操作方法の仕様は、以下の通り。 ◯機関出力・ギア(前進/後退):マウスホイール ◯潜舵・方向舵(推進中の浮上潜行・旋回):マウス移動 ◯メインタンク注排水(垂直浮上潜行):注排水ボタンのプレス(マウス) ◯ディーゼル/AIP発電(バッテリー充電):ディーゼル/AIPボタンのクリック ◯魚雷発射(装填・注排水は自動):左クリック ◯デコイ発射(装填は自動):右クリック ◯ピンガー(アクティブソナー探信音):ピンガーボタンのクリック ◯周囲の確認(カメラ操作):マウスホイール押し込み状態でドラッグ ◉潜望鏡の昇降:自動(操作不要) ◉被弾箇所の修理:自動(操作不要) ◉シュノーケルによる酸素補充:自動(操作不要) この他、メインタンク注排水はキーボードの↑↓も可、ピンガーはSPACEキーも可にしてある。 マウスのみの操作方法を採用してから長い間、メインタンク注排水はオミットされたままだったが、やはりこれがないと潜水艦戦術の再現性が大幅に低下してしまうため、GUIのボタンをプレスするという方式で注排水機能を復活させることにした。 箇条書きのうち◉で表現してあるのは全自動にした項目で、プレイヤーによる操作の必要性が低いと判断したもの。 また、進行方向をマウスカーソルの位置で制御するため、本来ならGUI上にあるボタン操作は避けるべき(ボタンを押そうとしてマウスを移動すると舵が動いてしまう)なのだが、これもキーボードに頼らないという制限上、どうしても妥協せざるを得なかった。何度もテストプレイしてみた結果、それほど大きな悪影響はないと判断した。 今回の画像はこの最終仕様に基づいたGUIで、画面下端中央に並んでいるのがバッテリーと酸素の残量計。バッテリーの左にあるコンセント付きのエンジンマークはディーゼル発電機。これをAIPに換装したりも出来る。酸素計の上にもうひとつ小さな酸素計が表示されているが、これは予備酸素。バッテリーを増設するか、酸素を増設するかを選ぶことが出来る。 PR ![]() ![]() |
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