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我が命の削り節。
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探査機「はやぶさ」の動向に一喜一憂している。
小惑星イトカワに向かって地球を飛び立ち、数々の難関をくぐり抜けてイトカワに軟着陸、表面の組織を回収(したかも)、地球への帰還の旅を続けている探査機「はやぶさ」である。
地球を旅立って早々に四つあるエンジンのうちひとつが故障、その後も次々とトラブルに見舞われて、その度に「こりゃもう駄目だな」という状況から復活を繰り返し、首の皮一枚が繋がった状態で地球を目指している。
そして騙し騙し使っていた残りのエンジン2つのうち片方が止まり、今度こそ地球帰還が絶望視されていたのだが、何とまたしても奇跡の復活を遂げたと報じられたのが昨日あたり。
今回の復活劇は、設計時に「念のため」それぞれのエンジン同士を回路で繋いでおいたのが功を奏したようで、故障して止まっていた2エンジンのそれぞれ悪い部分をカバーしあうように回路を工夫して、2つでひとつの出力を確保できたそうな。
こういう「最初に与えられた状況だけで何とかしちゃう」というのはアポロ13の「偉大なる失敗」に見られるように、NASAの(というかアメリカの設計思想の)十八番だと思うんだけど、それが日本の探査機で何度も実現してるところに感じ入っている。
ちょっと前までは、日本の宇宙機器は高性能だけど繊細で貧弱、一度不具合を起こすともう駄目みたいな感じだった。それがいつの間にか「はやぶさ」のような強い子を生み出せるようになって、先日の無人宇宙補給機なんかは世界中の宇宙機関から絶賛されるほどの完璧な仕上がりと運営を見せていた。
ウチの「お蔵入り作品集」にもある通り、個人的に宇宙開発というものに強い興味と憧れを持っている。願わくばこのまま日本の宇宙技術も立派に成長していって欲しいんだけど、どうやら科学技術が大嫌いらしい仕分け人の皆さんの判断で、今後の日本の科学技術は取り返しのつかない事態になりそうな気配。
資源もなく人口も先細りの日本に、唯一残された道は技術力しかないはずなんですけどねぇ。

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