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我が命の削り節。
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寒いと思ったら、朝からの雨が雪になっている。
被災地には未だにライフラインが復旧していない地域もあるだろうから、さぞかし大変だと思う。
我が家は階下にある元の住居と、現在の部屋の隣で同時に修理工事が始まった。
日中は真下と隣からトンテンカンと騒音の包囲攻撃で、やかましいことこの上なし。


先日、新居で必要になった諸々の買い出しに仙台港エリアまで自転車で出掛けた。
もともと貨物やコンテナの積載スペースばかりで、だだっぴろい駐車場みたいな地区だったせいか、今回の津波では遮るものがなくて派手に被災したようだ。
我が家から自転車で10分ちょっとしか離れていないのに、まだ至る所に津波で流された車が放置されていた。




それでもお目当てのホームセンターは驚異的な復旧作業で、ほぼ通常営業状態。
周囲のコンビニやらパチンコ屋やらが軒並み壊滅してるなか孤軍奮闘。
むしろ我が家の近所にあるスーパーやホームセンターのほうが復旧の程度は遅いくらい。
凄いぞカインズホーム!
あまりに豊富な品揃えでアレもコレもと買いたくなるんだけど、自転車で一度に運べる容量には限りがある。
結局、三日間も通い詰めで必要な物資を揃えることが出来た。


震災以来、きっと病院は大混乱が続いているだろうと思って手持ちの薬がギリギリになるまで行かずにいた。
さすがに残りが一日分になってしまい、昨日久しぶりに処方箋を発行して貰いに病院へ。
震災直後に来たときは非常灯の薄暗さで気付かなかったけど、電気が回復した今回改めて見ると院内にも損傷がチラホラ。
いつもは採血のあと、その結果を見ながら担当医の問診があるのに、今回は問診抜きでいきなり処方箋が出た。
やはりまだまだ混乱が続いてて、緊急性のない患者までは時間がとれないのだろう。
ずっと不眠不休で働いているであろう医師や看護士さんたちに、ゆっくりと休める時が早くきますよーに。

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本震と余震の二度に渡る震度6強の揺れで、我が家の内壁はもうズタボロ状態。
たまたま真上の部屋が空き部屋だったため、管理業者さんは真っ先に修理を済ませて、ウチにその部屋への引っ越しを求めてきた。
ウチがその部屋に引っ越したら、もともと居た部屋の修理に取り掛かり、今度はお隣さんがそこに引っ越して…と、パズルゲームのような事になるらしい。
幸か不幸か最初に移動するパズル駒になった訳だけれども、実は転居前日に例の余震が発生し、修理したばかりの上の部屋も再び壊れていたのでした。
それでもまぁ、もとの部屋の壊れっぷりに比べればピカピカだし、また修理したって余震の度に壊れる可能性もあるわけで、そんなの待ってられないので即転居することに。

んで、ようやく引っ越しが落ち着いたんだけれど…実はまだ固定電話とネット回線の工事が済んでいない。
NTTさんが震災の復旧工事でテンテコ舞ってるらしく、「お申込み頂いた引っ越し工事はいつになるかわかりまへん」と連絡が。
それでは全く仕事にならないので、ホームセンターでモジュラーの20mケーブルを買ってきて下の部屋からバルコニー経由で上に引っ張っている。
下の部屋はしばらく修理工事で誰も入居できないから、回線工事が来てくれるまではこのままいく予定。

それはともかく。
昨日あたりから余震は少なくなっていると思うんだけど、ちょっと気になる事態が発生している。
今朝から何度か、気象庁が余震を認識できていないようなのだ。
地鳴りとともに確かに地震が発生しているのに、震度情報どころか地震発生リストにも追加されない揺れが数回はあった。
被災地の地震観測網は殆ど復旧しているという発表だけど、すかしっ屁ばかりの緊急地震速報といい、かなりアテにならない感じ。
速報が出て揺れませんでした、というのはまだ許せるとして、速報なしでいきなり凄い揺れが来るのは本当に勘弁して欲しい。


昨夜から2階の部屋で生活するようになって、もう野良猫さんたちへの配給活動が出来なくなってしまった。
実はその後も新顔の茶トラが現れて、サネトモ室前は猫銀座の様相を呈していた。



この茶トラ、なかなか贅沢な子でいつも小魚だけ残していく。
最初に現れたシャム猫のシャムチさんはもともと少食、次に現れたこげ茶色のコゲ太郎は大食漢、そして三番手の茶トラは偏食。
さすがに2階から餌やりは出来ないので困ったなと思っていたら、元の居室のお隣さんが引き継ぎを買って出てくれた。
本震の時に一緒に避難してからすっかり仲良しになっていたんだけれども、お子さんがシャムチにぞっこんの様子。
元の居室の修理が済んだらこのご家族が入居するという事もあって、そのまま同じ場所にカリカリを出してくれる事に。
この一帯の住民はもう殆ど避難所から戻っているので、本来の飼い主さんやもともと餌を上げていた人達も戻っただろうし、そろそろウチは配給をやめても大丈夫だとは思うけど、お隣さんの新しい楽しみになったそうなので、ここはご厚意に甘えておこう。
買い出しやら何やらでまだバタバタしている毎日なので、不在時にシャムチさんが来ても良いように窓下にカリカリを出して出掛けている。
たまたま在宅時にシャムチさんが来た時にカリカリを出すと、大抵の場合は少しだけ残して去っていく。
なのにいつも外出先から戻ってカリカリを確認すると、器がキレイに空になっている事が多い。
これはもしかして、シャムチさんの他にもコッソリ盗み食いに来ている子が居るのでは?と疑っていたのだが…。




やっぱり居た。
夜か朝にやってくる事が多いシャムチさんと違い、この焦げ茶色の猫さんは昼間にやってくるようだ。
しかもこの猫さん、外見通りかなりの大食い。
今回は偶然在宅時に来て、窓の向こうで空の器をナメナメしているのを発見した。
器にカリカリを出してやると、ペロリと完食。
しかしその場を動かない。
「ごちそうさま」の毛繕いもしない。
じーっとお座りの姿勢でこちらを見つめたまま。
根負けして二杯目のカリカリを与えると、これもペロリと完食。
まだ欲しがってる様子だったけど、そこへグラグラと余震が発生して逃げていった。

あの豊満な頬はオス猫の特徴と見られるので、焦げ茶色の男の子ということで「コゲ太郎」と呼ぶことにした。
ガスの復旧で七輪を焚くこともなくなってしまい、毎夜遭遇できていたキャピッグさんにも会えない日が続いていた。
この2日間ほど、前夜に窓下へ出しておいたカリカリが朝になると無くなっていたので、おそらく早朝に来ているのだと推測。
今朝は5時あたりから窓外の物音に耳をすませていたところ、カリカリ…と可愛らしい咀嚼音が。
驚かさないようにそっと窓を開けると、期待通りのお姿。




こうして改めて写真で確認してみると、キャピッグと呼ぶほど豚さん体型でもなかった。
もしかしたらこの震災で餌が不足して、いくらかスリムになったのかも。
とはいえ本来なら超スリムなはずのシャム猫からすれば、充分に貫禄の体型。
今回はあまり空腹という訳でもなかったようで、むしろ室内が気になる様子。
そんな事もあろうかと窓下に用意しておいたダンボールの踏み台を活用して、注意深く室内に上陸する猫さん。
ベッド下に潜ったり保存食をクンクンしたりと、暫くへっぴり腰で室内の探索を続けていた。
こちらが少しでも動くとその度に窓外までドタドタと逃げ出して、またすぐに戻ってくるという繰り返し。
結局30分ほど滞在して帰っていった。
明日も来いよー。
むちっとしたシャム猫さんなので、今度からシャムチと呼んでやろう。
大震災発生から二十日目にして、ようやくガスが復旧した。
当初のガス局の復旧プランでは、我が家のあるエリアは修復の目処すら立っていないという扱いだったのに、昨夜突然「明日の復旧区画リスト」に組み込まれていた。
電気も水道も他の地区より後回しだったから全然期待してなかったけど、なぜかガスはここより被害の少ない地域より早い復旧。
そんな訳で、実に二十日ぶりの熱々の湯船を楽しんだ。
まぁ、その最中にまた震度5の地震とか襲ってきたわけなんだけど、もうヤケクソ気味にスルー。

もう今日からは七輪で湯沸かしする必要もなくなったが、じつは三日前から毎夜7時半頃に猫の訪問を受けていた。
いつも夜7時過ぎにその日最後の火起こしをしていたんだけど、そのタイミングにあわせて白い体に黒い顔の猫さんがやってくる。
全体としてはシャム猫のカラーリングで、体型はややぽちゃーり。
これはかつて遭遇したキャピッグさん(当サイトコンテンツUFO参照)では?と期待しつつ、カリカリでの餌付けにも成功。
几帳面に毎晩7時半にやってくるものの、七輪での火起こしが必要なくなった今夜からは遭遇のタイミングが掴めず。
火を起こしてないと寒くて外にいられないし、かといってガスが復旧してるのにいつまでも住宅地で火を焚く訳にもいかない。
結局今夜は茶碗にカリカリ入れて窓外に出しておいたんだけど、さっき確認したらそのまま残っていた。
もしや七輪の温かさに惹かれて来てたのか。



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